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【那位人氣聲優朗讀的名著】 小野大輔×人間失格(1/18)

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【那位人氣聲優朗讀的名著】 小野大輔×人間失格(1/18)

書名和作者的名字也需要聽寫。


太宰治

前兩句一樣,都是“こうこは、どうこの細道じゃ?”

童女

かすかに

さまざま

所謂

堂々と

しようがない

ヒラメ (比目魚,小說中的一個人物)

呆れかえる

いったい

わがままもの

かたまり

自ら(おのずから)


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の畫學生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と內縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に屆くものがあるだろう。禪、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文學と言える。

人間失格
太宰治
こうこは、どうこの細道じゃ?
こうこは、どうこの細道じゃ?
哀れな童女の歌聲が、幻聴のように、かすかに遠くから聞えます。不幸。この世には、さまざまの不幸な人が、いや、不幸な人ばかり、と言っても過言ではないでしょうが、しかし、その人たちの不幸は、所謂世間に対して堂々と抗議ができ、また「世間」もその人たちの抗議を容易に理解し同情します。しかし、自分の不幸は、すべて自分の罪悪からなので、誰にも抗議のしようがないし、また口ごもりながら一言でも抗議めいた事を言いかけると、ヒラメならずとも世間の人たち全部、よくもまあそんな口がきけたものだと呆れかえるに違いないし、自分はいったい俗に言う「わがままもの」なのか、またはその反対に、気が弱すぎるのか、自分でもわけが分からないけれども、とにかく罪悪のかたまりらしいので、どこまでも自らどんどん不幸になるばかりで、防ぎ止める具體策などないのです。

燁伊 譯
這是哪裏的小路。
這是哪裏的小路。
彷彿幻聽一般,遠處依稀傳來女童哀婉的歌聲。不幸。這世上不幸的人各式各樣——不,毫不誇張地說,這世上盡是不幸的人。但這羣人能夠堂堂正正地向這個世界抗議自己所承受的不幸。“世人”也大度地給予他們理解和同情。可我的不幸源於自身的罪惡,無法向任何人抗議,若我吞吞吐吐地說出一句類似抗議的言辭,恐怕不只比目魚,這世上所有的人都會大吃一驚,他們認爲我哪有資格提出抗議。我究竟是俗語說的“任性狂妄”,還是與之相反,是個懦弱的膽小鬼呢?我自己也十分費解。總之我可謂是罪惡的聚集體,無論走到哪裏都會陷入不幸,全無防範之策。

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