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【那位人氣聲優朗讀的名著】小野大輔×人間失格(16/18)

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ing-bottom: 133.33%;">【那位人氣聲優朗讀的名著】小野大輔×人間失格(16/18)

書名和作者的名字也需要聽寫。


実に

すすめる

白々しい

罅割れ

脅かす(おびや・かす)

ヨシ子

謂わば

撃つ

微笑

ガチャンと

鍵をおろす


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の畫學生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と內縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に屆くものがあるだろう。禪、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文學と言える。

実に、珍らしいことでした。すすめられて、それを拒否したのは、自分のそれまでの生涯において、その時ただ一度、と言っても過言でないくらいなのです。自分の不幸は、拒否の能力の無い者の不幸でした。すすめられて拒否すると、相手の心にも自分の心にも、永遠に修繕し得ない白々しい罅割れができるような恐怖に脅かされているのでした。けれども、自分はその時、あれほど半狂亂になって求めていたモルヒネを、実に自然に拒否しました。ヨシ子の謂わば「神の如き無智」に撃たれたのでしょうか。自分は、あの瞬間、すでに中毒でなくなっていたのではないでしょうか。
けれども、自分はそれからすぐに、あのはにかむような微笑をする若い醫師に案內せられ、ある病棟に入れられて、ガチャンと鍵をおろされました。脳病院でした。

> 燁伊 譯 
真難得!我生平首次主動拒絕別人遞來的東西,竟是在這種時候。我的不幸,恰恰在於我缺乏拒絕的能力。我害怕一旦拒絕別人,便會在彼此心裏留下永遠無法癒合的裂痕。但那一刻,我竟無比自然地拒絕了曾讓我幾近瘋狂的嗎啡。或許是被祝子那“神聖的無知”打動了吧。哪怕只是一瞬,我也算是擺脫過毒癮吧?
但隨即,我就被那位帶着靦腆笑容的年輕醫生帶到一棟病房中,“咔嚓”一聲,大門緊鎖。這是一家精神病院。
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> 陸求實 譯 
這絕對是一件難得的事。說是我生平唯一一次拒絕別人的誘惑,也一點不爲過。我的不幸,乃是因爲沒有拒絕的能力,因此一旦別人勸誘,我便覺得假如拒絕的話,會在對方心裏和自己的心裏都留下一道顯而易見、永遠也無法修補的裂痕。我已習慣畏服於這種恐懼。但當時,我卻及其自然地拒絕了曾經令我瘋狂渴求的嗎啡,或許是被由子那種“如神明般的無知”打動了吧。那一瞬間,我應該已經擺脫掉毒癮的糾纏了吧?
很快,我被那名掛着靦腆微笑的年輕醫生領着,進入一棟病房,隨即大門被“哐當”一聲上了鎖。這裏是瘋人院。

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