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【那位人氣聲優朗讀的名著】小野大輔×人間失格(5/18)

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書名和作者的名字也需要聽寫。


ヴィタミン

カルシウム

ジアスターゼ

たまらない

素早い

モルヒネ


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の畫學生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と內縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に屆くものがあるだろう。禪、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文學と言える。

これは、造血剤。
これは、ヴィタミンの注射液。注射器は、これ。
これは、カルシウムの錠剤。胃腸を壊さないように、ジアスターゼ。
これは、何。これは、何、と5、6種の薬品の説明を愛情込めてしてくれたのですが、しかし、この不幸な奧さんの愛情もまた、自分にとって深すぎました。最後に奧さんが、これは、どうしても、なんとしてもお酒を飲みたくて、たまらなくなった時のお薬、と言って素早く紙に包んだ小箱。
モルヒネの注射液でした。

> 燁伊 譯 
“這是造血劑。”
“這是維生素注射劑,注射器在這裏。”
“這是鈣片。腸胃不好時,吃這個澱粉酶。”
“這個是……那個是……”女老闆善意地向我說明了五六種藥品的用法。於我而言,這位不幸的老闆娘給予我的善意卻太過厚重。最後,她將一種藥迅速用紙包好,叮囑我實在忍不住想喝酒時才能用。
嗎啡的注射劑。

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