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【那位人氣聲優朗讀的名著】小野大輔×人間失格(14/18)

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書名和作者的名字也需要聽寫。


* あと

* ヒラメ(小說中的人物)

* しんみり

* 何も無い

* メソメソ

* 言いつけ

* ヨシ子(小說中的人物)

* ずいぶん

* 永い

* 頃

* サナトリアム


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の畫學生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と內縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に屆くものがあるだろう。禪、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文學と言える。

自分は自動車に乗せられました。とにかく入院しなければならぬ、あとは自分たちに任せなさい、とヒラメも、しんみりした口調で、(それは慈悲深いとでも形容したいほど、もの靜かな口調でした)自分にすすめ、自分は意志も判斷も何も無い者の如く、ただメソメソ泣きながら唯々諾々と2人の言いつけに従うのでした。ヨシ子も入れて4人、自分たちは、ずいぶん永いこと自動車にゆられ、あたりが薄暗くなった頃、森の中の大きい病院の、玄関に到着しました。    
サナトリアムとばかり思っていました。

> 燁伊 譯 
他們把我送上汽車。比目魚平心靜氣地勸導我(他語氣緩和,甚至可以用慈悲來形容),讓我一定要住院治療,剩下的事情儘管交給他們。我如同一個無行事能力的傻瓜,嚶嚶哭泣,唯唯諾諾地聽從兩人的安排。連同祝子,我們一行四人在車上顛簸多時,暮色降臨,才終於到達森林深處的一家大醫院門口。
我一直以爲那是一所療養院。
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> 陸求實 譯
我被送上汽車。你必須先住院治療,後續的事情交給我們來辦就是了——“比目魚”用平靜的口吻規勸我(那口吻平靜得我甚至想用“慈悲滿懷”來形容)。我儼然像一個毫無意志、毫無判斷力的人,只知道嚶嚶啜泣,最終還是唯唯諾諾地聽從他們兩人的安排。連同由子在內,我們四人坐在汽車上顛簸了許久,直到四周天色有些昏暗的時候,才抵達一座位於森林中的大醫院門口。
我以爲這是一所結核病療養院。

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