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【那位人氣聲優朗讀的名著】 石田彰×こころ(1/2)

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ing-bottom: 66.56%;">【那位人氣聲優朗讀的名著】 石田彰×こころ(1/2)

書名和作者的名字也需要聽寫。


もの

そうして

立ち留まる

剎那

居直り強盜

感ぜられた(“感ず”的未然形“感ぜ”+自發助動詞“られる”+た)

気がつく

眼遣い


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)

あらすじ

鎌倉で出會った私と先生。先生は仕事をするでもなく、時々誰かの墓參りに行く以外は美しい奧さんとひっそり暮らしている。ある日、先生からの遺書が屆く。先生は學生時代、自分の下宿(げしゅく)に親友のKを同居させる。まもなくKから、下宿先のお嬢さんへの戀心を打ち明けられる。戀に気をとられるKを責める一方で、Kを出し抜いてお嬢さんとの婚約を決めてしまう。それを知ったKは恨み言の一つもなく自殺。先生は妻に真実を打ち明けられずに、自分を責めながら「死んだように」生きてきたのだった。

解説

當時の社會では書生が多く、「師と仰ぐ人物を見つけて自分を高めたい」といった、向上心を軸(じく)とする風潮があった。それが前提になっているので、朗読部分の先生の言葉はKに深く刺さったに違いない。そしてもうひとつ、武士道の精神がまだ殘っているこの時代、裏切りや卑怯な行いは現代と比べ物にならないくらい「恥ずべきこと」とされた。向上心がKを、裏切りが先生を死へ追い詰めた。そんな「こころ」は、人間の弱さを見つめ直すという意味でも、日本人になじみの深い作品。また、友人の名前をイニシャルの「K」で表したことは當時では斬新な手法。獨特な響きがあり、読者の脳裏に深く刻まれる。これが「近藤」や「木村」だったら雰囲気がぶち壊しになってしまっただろう。

こころ 夏目漱石
「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」
私は二度同じ言葉を繰り返しました。そうして、その言葉がKの上にどう影響するかを見詰めていました。
「馬鹿だ」とやがてKが答えました。「僕は馬鹿だ」
Kはぴたりとそこへ立ち留まったまま動きません。彼は地面の上を見詰めています。私は思わずぎょっとしました。私にはKがその剎那に居直り強盜の如く感ぜられたのです。しかしそれにしては彼の聲がいかにも力に乏しいということに気がつきました。私は彼の眼遣いを參考にしたかったのですが、彼は最後まで私の顔を見ないのです。そうして、そろそろとまた歩き出しました。

林少華 譯
“精神上沒有上進心的人是人渣!”我又重複一遍,並注意看這句話給予K以怎樣的影響。
“渣滓。”片刻,K應道,“我是渣滓。”
K一下子站在那裏,再不移動。他定定看着地面。我不由一驚,覺得K好像剎那間索性由毛賊變成了明火執仗的強盜。但我還是察覺到他的語聲是那樣有氣無力。我很想參考他的眼神,可他直到最後也沒看我的臉。他開始緩緩移步。

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