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【那位人氣聲優朗讀的名著】小野大輔×人間失格(11/18)

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ヒント:

【那位人氣聲優朗讀的名著】小野大輔×人間失格(11/18)

書名和作者的名字也需要聽寫。


* 焼酎(しょうちゅう)

* 忌まわしい(いまわし・い)

* つくづく

* 時

* 真に

* ~の極み

* 春畫(しゅんが)

* 〜どおり

* 醜関係

* いっそ

* 取り返し

* こと

* 駄目

* 青葉(地名)

* 上塗り

* 汚らわしい(けがらわし・い)

* 淺ましい(あさまし・い)

* 思い詰める


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の畫學生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と內縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に屆くものがあるだろう。禪、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文學と言える。

薬品もまた、焼酎同様、いや、それ以上に、忌まわしく不潔なものだと、つくづく思い知った時には、既に自分は完全な中毒患者になっていました。真に、恥知らずの極みでした。自分はその薬品を得たいばかりに、またも春畫のコピーを始め、そうして、あの薬屋の不具の奧さんと文字どおりの醜関係をさえ結びました。
死にたい、いっそ、死にたい、もう取り返しがつかないんだ、どんなことをしても、何をしても、駄目になるだけなんだ、恥の上塗りをするだけなんだ、自転車で青葉の滝など、自分には望むべくもないんだ、ただ汚らわしい罪に淺ましい罪が重なり、苦悩が増大し強烈になるだけなんだ、死にたい、死ななければならぬ、生きているのが罪の種なのだ、などと思い詰めても、やっぱり、アパートと薬屋の間を半狂亂の姿で往復しているばかりなのでした。

> 燁伊 譯 
當我漸漸得知嗎啡和燒酒一樣,甚至比燒酒更危險,骯髒時,我早已成爲一個貨真價實的癮君子。我可謂是無恥至極。爲了得到嗎啡,我又開始仿製春宮圖,並與藥店殘疾老闆娘發生了骯髒關係。
我想死,越發想死。一切已無法挽回,無論做什麼都以失敗告終,平添一筆恥辱而已。騎自行車去青葉看瀑布的願望,於我而言已遙不可及,一切都只是骯髒罪孽的不斷累積,苦惱的不斷疊加而已。我想死,必須死。活着只會成爲罪惡之源。類似的想法不斷閃現,我仍舊幾乎瘋狂地往復於公寓和藥店之間。
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> 陸求實 譯
藥品與燒酒一樣,不,甚至是比燒酒更可恨更骯髒的東西——當我深切體會到這一點的時候,已經變成一個徹頭徹尾的癮君子了。真是無恥之尤。爲了得到那藥,我又開始防制春宮畫,並且與那家藥店的殘疾老闆娘建立了一種真正稱得上醜惡的關係。
我想死。比任何時候都更想去死。我已經回不了頭了。無論我做什麼,無論我怎麼做,都是徒勞的,只會醜上加醜,避了坑反而落了井。我已不配奢望騎自行車去瀑布遊玩之類的事情,唯有在污濁的罪惡上不斷堆疊卑劣的罪惡,讓苦惱越來越多,越來越強烈。我想死,我只有死路一條。苟活下去便是萬惡之根源。儘管我彷彿鑽進了牛角尖,無論如何都擺脫不掉這種念頭,卻依舊身不由己地頻頻往返於公寓與藥方之間,活脫脫一副半狂半瘋的模樣。

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