有聲聽讀新聞:“故障中”這個說法的語法是錯誤的嗎?
「故障中(こしょうちゅう)」について考(かんが)えてみると,まず「故障(こしょう)」は「×故障(こしょう)し続(つづ)ける」とは言(い)えません。また,人間(にんげん)が主體(しゅたい)ではない點(てん)で「婚約中(こんやくちゅう)」「就寢中(しゅうしんちゅう)」などとも異(こと)なります。つまり,「故障中(こしょうちゅう)」という言(い)い方(かた)は「~中(ちゅう)」の典型的(てんけいてき)な用法(ようほう)からかなり外(はず)れているのであり,「故障中(こしょうちゅう)」を不自然(ふしぜん)に感(かん)じる人(ひと)はこのずれが気(き)になるわけです。
關於“故障中”這一說法,首先“故障”不能說“持續故障”,這和與人類爲主體的,如“婚約中”“就寢中”等不一樣。換言之,“故障中”這種說法是“~中”非典型的用法,所以會有人覺得說成“故障中”很彆扭。
しかし,典型(てんけい)から外(はず)れているというだけで「文法的(ぶんぽうてき)に間違(まちが)っている」とは言(い)えません。実際(じっさい),「×死亡中(しぼうちゅう)」「×結婚中(けっこんちゅう)」などとは異(こと)なり,「故障中(こしょうちゅう)」には「いずれ解消(かいしょう)される狀態(じょうたい)が一時的(いちじてき)に保(たも)たれる」という意味(いみ)は認(みと)められるので,「~中(ちゅう)」の典型的(てんけいてき)な用法(ようほう)との共通性(きょうつうせい)は保(たも)たれています。「故障中(こしょうちゅう)」を特(とく)に不自然(ふしぜん)に感(かん)じない人(ひと)は,典型(てんけい)からのずれよりも,典型(てんけい)との共通性(きょうつうせい)の方(かた)をより強(つよ)く感(かん)じているわけです。
然而,非典型的用法並不能說是“語法的錯誤”。事實上,這和“死亡中”“結婚中”等錯誤的說法不同,“故障中”是指“最終會解決的,只是保持暫時的狀態”這一意思,是和“~中”典型用法持有共通性的。沒有特別感到“故障中”彆扭的人,比起它的非典型性,而是更能感受到與典型用法的共通性吧。
「典型的(てんけいてき)ではないが文法的(ぶんぽうてき)ではある」と「文法的(ぶんぽうてき)に間違(まちが)っている」の差(さ)は微妙(びみょう)です。「故障中(こしょうちゅう)」の問題(もんだい)はまさにそのような問題(もんだい)なのです。
“非典型性卻符合語法”與“語法錯誤”之間的差別很微妙。“故障中”的問題正是最好的寫照。
重點詞彙 :
故障[こしょう]
故障,事故;障礙;毛病;異議,反對意見。
主體[しゅたい]
核心。主體。
婚約[こんやく]
婚約;訂婚(約),定婚。
就寢[しゅうしん]
就寢;睡覺。
解消[かいしょう]
解除。解散。消除,取消。
共通性[きょうつうせい]
共通性
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